雨の日のSUNSET BAY論 -天候に左右されないレザーライフ-

「雨の日にレザージャケットを着てもいいのか?」の答え

「雨の日にレザージャケットを着ても大丈夫ですか?」

これは、レザージャケットユーザーからよく受ける質問である。
この永遠のテーマについて、SUNSET BAYの見解を述べたい。

多くの人は革に対して「雨に弱い」「水に濡れるとダメ」というイメージを持っているだろう。
確かに革製品は水分を嫌うものが多く、特にコードバンなどは雨に濡れると水膨れを起こすことで知られている。
しかし、これは革の種類や加工方法によって大きく異なるのが実情だ。

結論から言うと、SUNSET BAYのプロダクトに関しては、「雨の日でも問題はない」というのが我々の見解である。

SUNSET BAY 雨の日におすすめレザージャケット


BUZZARDS DOUBLE OIL HORSE HIDE

BUZZARDSに使用されているダブルオイルホースハイドは、オイル分が非常に豊富で、水が浸透する余地がほとんどない。
若干毛が立つことはあるが、これも革本来の表情の変化として楽しめる範囲である。

ANAHEIM

ANAHEIMのスウェードについても同様だ。
スウェードでありながら、オイル量と毛足の長短のおかげで、どのような状況になってもその魅力を失わない。
毛足が潰れようが立とうがその男らしいスタイルは普遍的で、実用性と見た目の両方を兼ね備えている。

仮に雨に濡れて毛流れが変わったときは、ブラッシングを施すだけで元の状態に戻すことができる。
むしろ、雨に濡れることで生まれる表情の変化こそ、革ジャンの醍醐味と言えるだろう。

NATALIE CARF HADSON

柔らかく軽快な着心地のナタリーカーフは、雨の日にも重宝する存在。
もともとマットな質感のため、雨粒が落ちると一時的にスポット状の痕が残ることがあるが、全体が濡れてしまえば均一になり、乾けば元通りになる。
肌に密着しにくく、ジメジメした環境でも快適に過ごせる一着だ。

もちろん上記以外の革ジャンも、基本的に雨の日の使用はまったく問題ない。

明るいカラーのスウェードとヌメ革は雨に向かない

唯一避けるべきなのは、キャメルのHUDSONやブラウンのGEORGIAなど、明るい色合いのスウェード製品である。
薄い色の革は雨に濡れるとシミが目立ちやすく、雨染みが丸く広がってしまう可能性がある。

ヌメ革を使用したベルトなどの小物も、雨の日は避けたほうがいいだろう。生成り色のヌメ革は確実にシミになってしまう。
もしシミができてしまった場合は、全体を濡らすか、オイルを浸透させることで色味を均一にするという対処法もあるが、できれば避けたいところだ。

雨の日も雪の日も、共に過ごせるパートナー

革ジャンを大切に扱うことはもちろん重要だ。
雨などを避け大切に育て上げたレザージャケットは、気品のある美しい表情を纏う。

しかし、過度に神経質になる必要はない。
雨に濡れることで生まれる経年変化も、レザーの成長過程の一部として楽しむべきだろう。
むしろハードな環境に置かれたレザージャケットは、より味わい深く、たくましく育っていく。

本来ライダースジャケットは、バイカーの身を守るためのアイテムだった。
SUNSET BAYの革ジャンは、雨程度でダメになるようなヤワな存在ではない。
さまざまな環境に対応できる、頼もしいパートナーなのである。

雨の日も雪の日も、天候を恐れることなく、SUNSET BAYの革ジャンと共に、最高のレザーライフを満喫していただきたい。